「簡単買取査定」の金額は、一切信じない方がいい
カワサキが2007年まで販売していたビックスクーター「EPSILON(エプシロン)250」に、3年ほど乗っていたことがある。このEPSILONというバイク、スズキからOEM供給を受けて販売されていたもので、基本的なスペックはスズキ・スカイウェブ(当時のタイプS)と同様であったが、専用カラーのラインアップや、ホイール部分のカラーリング変更など、スカイウェブよりも多少リッチな作りになっていた。値段も少し高かったと記憶している。マフラーはスーパートラップの4インチショートを装着していた。3年乗ったとはいえ、走行距離は4000キロちょっとと、ほとんど乗っていない状態。しかもボディカラーはオレンジと、当時としては非常に斬新なカラーリングで人気だったモデルである。いざ売るとなった際、いろいろと考えたが、Webで簡単査定を実施している某サイトで調べたところ、16?20万円程度で買い取ってくれるという。もちろん、MAXの状態で買い取ってくれるとは思っていないが、それでも走行距離は少ないし、程度もボチボチ。
早速査定してもらうことにした。
予約から数日、平日の夕方にやってきた担当者は、20代前半に見える若い青年だったが、ハキハキとした態度で好感が持てる。早速査定作業に入ったが「ご自宅にいらっしゃって構いませんよ」という。いやいや、どんな査定をするか見てみたいから、というと「結構時間かかりますよ」という。そして担当者の出した査定票を見て愕然!そこには、バイクの状態のチェック項目がズラズラズラッと並んでいる。およそ100項目はあるだろうか?これでは、確かに時間がかかるはずである。もう夜になっていたので、小1時間はかかったはずだ。自分も、自宅を出たり入ったりしながら、査定に付き合う。そしてすべてのチェックが終了した後、どう金額を導き出すのか興味津々でいると、担当者はすべてのデータを本部に転送しながら「折り返し本部の方から査定額が来ますんで」という。なるほど、査定は人間の目視だが、その買取額は、本部のデータとを照らし合わせて、本部で決めるわけか。「あっ、査定額来ました。」担当者と二人、端末の画面を覗き込むと、そこには「70,000円」の文字が・・・。「こんなもんですね(苦笑)」。